2009/05/02

口咬

090502


くちかみ
 
夢へ誘い
誘われる
 
いまだけ
うずまる
 
崩れる膝
請い合う
 
 
 
 
くちかみ
 
闇に墜ち
誘い込む
 
いまだけ
飢え施す
 
崩れる膝
請い合う
 
 
 
 
どこかで
広がる焔
 
内か外か
どこかで
 
どこかで
待つ本能
 
強め合い
弱くなる
 
くちかみ
くちかみ
 
 
 
 
どこかへ
連れ去る
 
いまだけ
融け絡む
 
崩れる膝
請い合う
 
 
 
 
くちかみ
 
林檎の毒
誘い呑む
 
いまだけ
広がる扉
 
崩れる膝
請い合う
 
 
 
 
どこかで
広がる焔
 
内か外か
どこかで
 
どこかで
待つ本能
 
強め合い
弱くなる
 
くちかみ
くちかみ
 
 
 

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2009/04/26

想いだけ手に入れず

090426


陽は天空に駆け昇り
物語それぞれすべて
早回しを見下ろした
 
私のスクリーンには
顔顔顔顔顔が現れて
あなたの顔で止まる
 
ブレながら語られる
さまざまにある記憶
憶い出されてる体感
 
 
肌に打ち当て合う膚
肌膚肌膚肌が打って
最後の深みで止まる
 
 
 
 
灯は街中に点き渡り
物語それぞれすべて
早回しを見詰めてる
 
白いスクリーンなら
波波波波波が現れて
ふたりの波で止まる
 
泳ぎながら造られる
さまざまにいく記憶
憶え込んでいく体感
 
 
肌に打ち当て合う膚
肌膚肌膚肌が打って
最後の深みで止まる
 
 
 
 
私のスクリーンには
顔顔顔顔顔が現れて
あなたの顔で止まり
ブレながら流れてく
 
 
 

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2009/04/13

傷痕

090413


黒に浸り込んでは
すべて罪だった夜
 
 
そうしてもう一度
 
 
拾った小さな真実
一粒だけだった夜
 
 
そうしてもう一度
 
 
ずっとを願うたび
もっと去っていく
 
 
それは欲しいもの
そうじゃないもの
それは必要なもの
そうでもないもの
それは本当のもの
そうじゃないもの
 
 
あんたは傷つけた
与えたよりもっと
あんたは傷つけた
奪ったよりもっと
 
 
 
 
白に紛れ込んでは
すべて罰だった朝
 
 
そうしてもう一度
 
 
拾った小さな果実
一粒だけだった朝
 
 
そうしてもう一度
 
 
理由を無くすたび
もっと言訳ていく
 
 
それは欲しいもの
そうじゃないもの
それは必要なもの
そうでもないもの
それは本当のもの
そうじゃないもの
 
 
あんたは傷つけた
与えたよりもっと
あんたは傷つけた
奪ったよりもっと
 
 
そうしてもう一度
 
 
それは欲しいもの
そうじゃないもの
それは必要なもの
そうでもないもの
それは本当のもの
そうじゃないもの
 
 
あんたは傷つけた
与えたよりもっと
あんたは傷つけた
奪ったよりもっと
 
 
そうしてもう一度
 
 
あんたは傷つけた
与えたよりもっと
 
 
何度でも何度でも
 
 
あんたは傷つけた
奪ったよりもっと
 
 
そうしてもう一度
 
 
あんたは傷つけた
与えたよりもっと
 
 
 

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2009/03/21

風景

090321


触れて
優しい吐息で
肌を試すよう
 
貴方は
深い亀裂ほど
さらに注ぐ人
 
閉められた扉
立ち尽くす涙
 
そして感じる
そして感じる?
包み合った熱
 
波にも感じる?
波にも感じる?
他にはない熱
 
 
 
 
ずっと
仕舞い込んだ
締め出した心
 
ここで
他の舞台には
立ちはしない
 
そして感じる
そして感じる?
包み合った熱
 
波にも感じる?
波にも感じる?
他にはない熱
 
そして感じる
そして感じる?
包み合った熱
 
波にも感じる?
波にも感じる?
他にはない熱
 
 
 
吹雪の中の夜
闇夜の中の像
海風に煙る縄
 
 
 
そして感じる
そして感じる?
包み合った熱
 
波にも感じる?
波にも感じる?
他にはない熱
 
私なら感じる
貴方は感じる?
包み合った熱
 
波にも感じる?
波にも感じる?
他にはない熱
 
 
 

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2008/12/14

終る時

081214


微笑んだ眼に落ちた陰と
温もりが立ち去る予感と
 
少なくなっていくページ
物語は読み終ってしまう
 
 
 
温もりが立ち去る予感と
歪んでく顔と落ちた雫と
 
物語は読み終ってしまう
物語はいま終ってしまう
 
 
 
歪んでく顔と落ちた雫と
冷たさに流れてる言葉と
 
物語はいま終ってしまう
いますべて終ってしまう
 
 
 

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2008/12/09

冷たい夜

081208_3


大丈夫と答えるのは
大丈夫じゃないから
 
誰に嘘をついてるの
 
 
 
そうして零れてるの
そうして落ち込むの
 
誰の熱を信じてるの
 
 
そうして振り返るの
そうして続けてくの
 
まだ何か信じてるの
 
 
 
大丈夫と答えたのは
大丈夫じゃないから
 
 
 

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2008/10/08

何も知らない

081008


お高くとまって
退屈なふりして
ナニ様のつもり
 
崇拝されたいの
上から観たいの
ナニが欲しいの
 
恐怖を知らない
信頼も知らない
ナニも知らない
 
かわいそうな女
磨り減ってく女
ナニも知らない
 
 
 
苛立ちを投付け
横暴を喜ぶふり
ナニ様のつもり
 
踏み付けたいの
馬乗りしたいの
ナニが欲しいの
 
痛みを知らない
赦しを知らない
ナニも知らない
 
かわいそうな女
空っぽでいる女
ナニも知らない
 
 
 
かわいそうな女
磨り減ってく女
ナニも知らない
 
かわいそうな女
空っぽでいる女
ナニも知らない
 
かわいそうな女
 
 
 

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2008/09/28

終る恋

080928


夜の街を急いでる
幸せなひとの群れ
 
逆らって歩く先は
あなたの待つ部屋
 
初めから解ってた
近づく終りの予感
 
罪を深めたままで
今夜終ってしまう
罰を浴びたままで
夢は終ってしまう
 
 

・・
・・・・
・・・・・・・
想い出も脱ぎ捨て
欠陥を埋め合って
時を止め抱き合う
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・

 
 
 
お別れの冷たい唇
熱い舌は心の痺れ
 
なみだに閉込めた
幾つものあなたが
 
きらきらと墜ちて
私は影を見失った
 
終る予感のままで
始まった恋なのに
今夜終ってしまう
夢は終ってしまう
 
 
罪を深めたままで
今夜終ってしまう
罰を浴びたままで
夢は終ってしまう
 
 
 
今夜終ってしまう
夢は終ってしまう
 
 
 

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2008/09/27

果実の時計

080927


愛している
まだ愛してないよ
覆ってみる
すべて受け止める
乗り上げる
ずっと支えている
退いてみる
爪を喰い込ませる
昇っている
それを観察してる
 
 
愛してない
まだ愛しているよ
擦り付ける
眼を閉じて開ける
掴まえてる
圧で膨らんでいる
離してみる
乱暴に引き付ける
繰返し昇る
踊場で立ち止まる
 
 
愛してるの
ずっと愛してない
覆ってみる
すべて受け止める
乗り上げる
ずっと支えている
退いてみる
爪を喰い込ませる
昇っている
それを観察してる
 
 
この熱さ
その湿り
この硬さ
その滑り
昇っている
観察してる
 
 
愛してない
もう愛しているよ
終りのない
罪の溝で手を取り
時間もない
ともに覗き視てる
退いてみる
爪を喰い込ませる
昇っている
何度も立ち止まる
 
 
 
愛してるの
俺も愛してないよ
 
 
 

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2008/09/21

わたしの瞳のあなた、あなたの瞳のわたし

080921


ラリアンス トビラが開いた灯りのタラップ
ラリアンス フタリが座った広がるトリップ
ラリアンス ピアノが流れた始まるステップ
ラリアンス キレイで覆った乱れる三連音符
 
瞳のなかフタリとも好き好き好き好き好きと
いつまでも視てる時がなくなってしまうまで
瞳のなかフタリとも好き好き好き好き好きと
どこまでも続く明日がなくなってしまうまで
 
 
 
ラリアンス ワインが踊った魅惑のトラップ
ラリアンス ムースが光った蠱惑のスキップ
ラリアンス フィレが蕩けた思惑のドロップ
ラリアンス キレイを飾った淫らな片道切符
 
瞳のなかフタリとも好き好き好き好き好きと
いつまでも動かす欲がなくなってしまうまで
瞳のなかフタリとも好き好き好き好き好きと
どこまでも長く朝がこなくなってしまうまで
 
 
 
瞳のなかフタリとも好き好き好き好き好きと
いつまでも視てる時がなくなってしまうまで
瞳のなかフタリとも好き好き好き好き好きと
どこまでも続く夜空がなくなってしまうまで
 
 
 
瞳のなかフタリとも好き好き好き好き好きと
瞳のなかフタリとも好き好き好き好き好きと
瞳のなかフタリとも好き好き好き好き好きと
瞳のなかフタリとも好き好き好き好き好きと
 
 
 

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2008/09/06

080906


何かが起こりそうな夜
何かを起してしまう夜
すべてを脇に置いても
今夜手に入れてしまう
 
ゆっくりとした温度の
あるいは素早い温度の
今夜そういう愉しみの
 
混ざりたい感じてたい
包み締めて包まれたい
搾りながら悦んでたい
まだ充分ではないから
緩やかな熱で達したい
 
そして興奮してしまう
もう隠せないままいる
すべて理性をなくして
それが好きだと感じて
 
とても興奮してしまう
もう隠さないままいる
とても追求してしまう
とてもとてもとてもと
 
 
 
この時だけに集中して
後なんて考えもしない
とても素晴らしい世界
痕なんて気にもしない
 
じっくりとした温度も
もちろん素早い温度も
今夜すべての愉しみも
 
充たしたい触れてたい
呑込まされ塞がれたい
絞られながら搾りたい
まだ充分ではないから
何度でも熱で達したい
 
そして興奮してしまう
もう隠せないままいる
すべて理性をなくして
それが好きだと感じて
 
とても興奮してしまう
もう隠さないままいる
とても追求してしまう
とてもとてもとてもと
 
 
 
混ざりたい感じてたい
包み締めて包まれたい
搾りながら悦んでたい
まだ充分ではないから
緩やかな熱で達したい
 
そして興奮してしまう
もう隠せないままいる
すべて理性をなくして
それが好きだと感じて
 
とても興奮してしまう
もう隠さないままいる
とても追求してしまう
とてもとてもとてもと
 
 
 

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2008/08/27

繰り込み

080827


浸りながらも
あなたは訊く
なにを視たの
 
私は視ていた
永遠に続いた
あなたの映像
 
 
湿りながらも
私は尋ねてる
ここの場所は
 
私はあなたで
永遠に生きる
あなたもそう
 
瞳の私を覗き
私は内側から
燃え落ちてく
 
 
灰が混ざる所
そこで私達は
逢うでしょう
 
永遠に繰返し
幾度でも逢い
淵を覗いてる
 
瞳の私を覗き
私は内側から
燃え落ちてく
 
 
 

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2008/08/23

終結

080823


そう
 
 
そう
まだ残ってる感覚
あなたならここに
 
惑いは想いの中に
想いは願いの中に
 
 
そう、これで充分
もう、それで充分
思い出したように
流れ出てくあなた
 
 
 
そう
取り残されてた闇
あなたが奪った光
 
誘いは匂いの中に
匂いは憶いの中に
 
 
そう、これで充分
もう、それで充分
思い出したように
流れ出てくあなた
 
 
 
そう、もうこれで
もう、これで充分
 
 
 

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2008/08/11

奈落

080811


くちびるに歯を立てながら
背中に爪立てるジェラシー
ひとりの明日を感じながら
波に晒されていく目蓋の奥
 
そのためだけの窓のない船
みな没頭してる訳じゃない
 
充たされないわたしの奈落
躰なら間違ってはないのに
心なら見当違いの黒い落下
波を送り込むわたしの奈落
 
 
さよならのシャワーの後で
さまざまな痕を確認してる
時と距離の魔法がとけても
どうか消えないでと呟いて
 
充たされないわたしの孤独
躰なら間違ってはないのに
心なら見当違いの黒い落下
行ったり来たりの熱い孤独
 
充たされないわたしの奈落
躰なら間違ってはないのに
心なら見当違いの黒い落下
波を送り込むわたしの奈落
 
 
 

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2008/08/10

終局

080810


はじまりは偶然だとしても
それは仕組まれていた終り
どうして最後まで確かめた
それは戦いですらないのに
 
ひとつの井戸とひとつの杭
それは敵同士ですらないと
わかっていても傷つけ合う
それは愚かでしかないのに
 
 
消えない傷をなぞる指先は
躰中にまで降り注いでく雨
埋めた金具をなぞる舌先は
背中にまで零れ落ちてく涙
 
躰に埋め込まれた甘い想い
心とは無関係に震わせる波
心に塗り込まれた苦い思い
躰とは無関係に震えてる愛
 
 
はじまりは偶然だとしても
それは仕組まれていた終り
どうして最後まで確かめた
それは戦いですらないのに
 
 
 

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2008/08/09

敬具

080809


夢でしか逢えないのはきっと
すべて想い出はこちらだから
 
隠した真実に散りばめられた
嘘の数だけ星屑を信じていた
 
 
 
耳を押し当て集めた鼓動なら
信じる言葉だけ消された不安
 
ひとつずつ眺めていた部屋は
叩き合うような弾ける熱の音
 
できるなら哀しい石に変えて
色もない重たい海に沈めたい
 
 
 
ふいに口をつく大切な意味も
真綿のようにゆっくり傷つく
 
ひとつずつ湿っていた部屋は
近くの稲妻と恐ろしい雨の音
 
できるなら哀しい詩に変えて
色もない重たい海に沈めたい
 
 
 

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2008/07/31

知的

080731


あなたの言葉が
語りかける心が
あなたの知性が
在り続ける様が
 
浮遊してる淫ら
 
考えから体温を
覗き視ていたい
冷静から湿りを
覗き視ていたい
 
 
 
あなたの雨粒を
舌の上で覚える
あなたの泡粒を
脳の中で捉える
 
浮遊してる淫ら
 
突起から硬さを
味わっていたい
亀裂から色彩を
味わっていたい
 
 
 
そう集めている
 
理性の間の淫ら
隠されてる淫ら
浮遊してる淫ら
 
拾い集めている
 
 
 

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2008/07/28

絶望

080728


突然過ぎた理不尽なら
剥がされた生木の皮の
軋む音が逃げないよう
琥珀の液を流し続ける
 
不整な鼓動の無意味さ
燻る微熱すら放ってた
 
貴方の残した空気だけ
私は両腕で抱えている
熱も音も明りも匂いも
すべて気のせいなのに
すべて気のせいなのに
 
 
固まってく石の滴には
想いと温度と切なさと
痛み全部を閉じ込めて
不吉な木の下に埋めた
 
いつかの言葉だけなら
どう聴くことができる
 
貴方の残した空気だけ
私は両腕で抱えている
熱も音も明りも匂いも
すべて気のせいなのに
すべて気のせいなのに
 
 
不整な鼓動の無意味さ
この冷たい汗のような
 
それは欠落した永遠に
踝までも埋ったままで
どう踏み出せばいいの
 
 
貴方の残した空気だけ
私は両腕で抱えている
熱も音も明りも匂いも
すべて気のせいなのに
すべて気のせいなのに
 
 
捨てられた星屑ばかり
幾つでも拾い続けてる
いつまでもどこまでも
すべて気のせいなのに
すべて気のせいなのに
 
 
 

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2008/07/25

飛行船

080725


曇った硝子を拭えば
夜に浮んでる罪と罰
今は独り占めの肌に
火照った頬を当てる
 
並んで歩く普通より
遅い出逢いに浸った
温かさと涙のなかで
本当のまま愛される
 
帰らなくていい夜は
このまま壊さないで
余韻に眠っていたい
 
 
足元の星屑を纏って
また繰り返す罪と罰
今はそばにある指に
綺麗な指を絡ませる
 
月明りを浴びながら
背中で聴いてる痛み
熱気と湿度のなかで
本当のまま愛される
 
帰らなくていい夜は
このまま壊さないで
余韻に眠っていたい
 
 
 

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2008/07/19

淑女

080719


そして彼女は髪留めを外し
汗の肌に打ちまき散らした
何か真理を追求する顔して
波の心地を投げつけてきた
 
逝け
逝け
逝け
死に逝け
 
彼女は反復のなかで死ぬ女
 
逝け
逝け
逝け
死に逝け
 
彼女は反復のなかで死ぬ女
 
 
 
そして彼女はすべてを外し
違う膚に吹きまき散らした
何か悩みを打明ける顔して
ざらつきを懸命に擦付けた
 
逝け
逝け
逝け
死に逝け
 
彼女は永遠のなかで死ぬ女
 
逝け
逝け
逝け
死に逝け
 
彼女は永遠のなかで死ぬ女
 
彼女は死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ女
 
 
 
もはや彼女はすべてを許し
白い波や果実をわし掴んだ
眼を閉じたままで微笑して
共有という願いを口にした
 
生け
生け
生け
死に生け
 
彼女は無限のなかで生く女
 
生け
生け
生け
死に生け
 
彼女は無限のなかで生く女
 
彼女は生く生く生く生く女
 
 
 

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2008/07/11

欲しくもない

080711


虚と実の黒い側の中に
隠し切れていないそれ
 
自分を視たことあるの
誰かなら当て嵌まるの
この欺瞞だらけの空隙
 
自分を感じても痛いの
あなたなら空箱のよう
この偽善だらけの空間
 
あなたのやって来た所
本当のことと嘘のこと
無くすものと在るもの
そしてどこまで行くの
 
愛は欲しくもない愛は
愛は欲しくもない愛は
 
 
 
あなたなら空箱のよう
空虚で満たされた空間
 
足元を視たことあるの
誰かなら踏み付けるの
この疑心だらけの夜明
 
自分も感じては痛いの
あなたは台無しになる
このふしだらとの空間
 
愛は欲しくもない愛は
愛は欲しくもない愛は
 
あなたが潰してく心臓
入れ叩き突き締め踏む
亡くすものは或るもの
そしてどこまで逝くの
 
愛は欲しくもない愛は
愛は欲しくもない愛は
 
 
 

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2008/07/06

沸脳

080624


全ての音が
液に浸る所
温かい水が
 
包み浮べる
青と白と黒
瞼から視る
 
全ての時の
奉仕ない腕
漂うだけの
 
心は誰から
注入される
心は誰から
 
浮びながら
感じてるの
音と色の訳
 
 
全ての命が
呼ばれる所
温かい水が
 
沈み無くす
青く白い夢
瞳から滅す
 
全ての熱の
放置した革
鞣したもの
 
心は誰から
注入される
心は誰から
 
青く白い夢
 
心は誰から
注入される
心は誰から
心は誰から
心は誰から
 
 
 

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2007/07/04

070704


眠りに落ちて拡散していく
撚られた縄に縛られてく脳
 
何が間違いか解らないのに
違っていることだけは解る
 
そして貴女は枕の冷たさで
覚えてない夢から目覚めた
 
夜と朝の境に浮いていた色
 
 
 
子供たちが遊んでいる公園
嬉々とした残酷と羨望の脳
 
何の象徴かも知らないのに
貴女の中の子供の塊を視る
 
彼らはソファーに腰掛けて
無心に白黒テレビを見てた
 
夜と朝の境に浮いていた欲
 
 
 
貴女が感じているそれは何
貴女が解っているそれは何
貴女が縛られてるそれは何
 
 
 
安心するから送ってごらん
夜と朝の境に浮いてる色を
怖くないから従ってごらん
夜と朝の境に浮いてる欲に
 
 
 

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2007/03/06

気紛れ

070306


有楽町駅’85年
 
気紛れな側の眼は
隠せない嘘を視る
 
素直なままの側は
本心から騙される
 
貴方はまるで空缶
本当は見抜いてる
 
真実と偽物の撹拌
本当は混ざらない
 
愛して欲しくても
愛して欲しくない
 
 
コリドーAM1時
 
貴方は底無の空缶
私はミルクを注ぐ
 
満たしても零され
それは時間の浪費
 
螺旋に捩じれてく
腐りかけの我が儘
 
それに沿って来る
好きなままの貴方
 
愛して欲しいから
愛して欲しくない
 
 
貴方が欲しいもの
無限の共感の全て
 
荒れた膚を踏んで
激しい心を躙って
 
 
愛して欲しいから
愛しすぎないでと
 
愛して欲しくても
愛して欲しくない
 
愛して欲しいから
愛して欲しくない
 
 
 

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2007/01/31

抱擁

070131


貴方の指を
巻き付けて
このくびに
さあかけて
 
それで私は
話せない口
でも互いに
反射する脳
 
描き合う炎
 
 
二人は同種
霧に溶けて
どこか別の
世界へ行く
 
互いに堕ち
二人で別の
世界に行く
 
 
 
貴方の分子
貴方の分身
全身に浴び
肌に浸透し
 
それで私は
隠せない熱
でも互いに
飲み込む波
 
描き合う円
 
 
二人は同種
風に抱かれ
どこか他の
世界へ行く
 
二人は同種
霧に溶けて
どこか別の
世界へ行く
 
そしてまた
 
絡み混ざり
貴方が来た
青い過去に
連れ去られ
 
そしてまた
 
湿り交ざり
貴方が来た
青い罪悪の
世界に行く
 
 
 

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2007/01/28

灯り

070128


さあ次の時間だ
 
そう言った口と
あの黒眼を視た
瞳に濡れ光る液
 
その時を教えて
次に進む時間を
 
知性を置忘れた
最終電車の金網
意思のある愛を
見つける時間を
 
その時を教えて
次に進む時間を
 
あなたの雑音と
あなたの冷眼と
記憶された全て
 
それで作られた
哀しみの青い歌
虚ろな黒い音楽
謎めいてる灯り
 
 
 

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070128_1


貴方は友達だとか
同志だと思ってた
私は違ってたけど
敢えて説明せずに

感情を遮断してた
赤流を断熱してた
波紋を無視してた
届かない貴方の空


貴方を好敵だとか
超えていきたいと
その底にあるのは
敢えて説明せずに

感情を遮断してた
赤流を断熱してた
波紋を無視してた

わかっていたから
私に埋められない
届かない貴方の空



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2007/01/21

また

070121_1


それは何かの裏切り
あなたへの自分への
お話のすり替えかた
みんな知ってる方法

離れた束をまた撚る
静めた水をまた揺る
抑えた熱をまた擦る

そうやってゆっくり
少し違うもとに戻す


それは難しい物忘れ
すでに解けた糸なら
自然に絡みはしない
みんな解ってる法則

取れた型をまた取る
知った傷をまた知る
見えた味をまた見る

そうやって何度でも
少し違うもとに還す


離れた束をまた撚る
静めた水をまた揺る
抑えた熱をまた擦る

どんな物も戻らない
放っとけばそのまま

そのままなのだから



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2007/01/07

もうひとつの世界

070107


触れる抱く締める
閉じた扉のこちら

開ける吸うなぞる
ほの暗い白い部屋

男を肩越しに嗅ぎ
鏡の女と眼が合う


広げる剥く眺める
木と布の器の供物

開ける吸うなぞる
ほの白く浮んだ肌

したかったすべて
鏡の女を視たまま


もうひとつの世界
ずっと居たい部屋

貴方が連れ込んだ
貴方の青い夢の中

もうひとつの世界
貴方だけが存在し
他に何もない部屋



舐める飲む感じる
夜明けから逃げて

絞める想う混ざる
迷い込んだ青い夢

もうひとつの現在
ずっと居たい細胞

貴方が連れ込んだ
貴方の青い闇の中

もうひとつの未来
貴方だけが存在し
他に何もない部屋



もうひとつの世界
貴方だけが存在し
他に何もない細胞

もうひとつの世界
貴方だけが存在し
他に何もない部屋



続きを読む "もうひとつの世界"

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2006/12/30

二つ

061230


右胸に頬つけて待つの
課題の後の温かい皮膚
しばらく味わってたい
二つと中の一つの生物

使うほど使われるほど
湿って湿って湿ってる
くねり跳ねてる新鮮な
二つと中の一つの生物

瞬間を壊さないように
奥深くの悩みを覗いて
絞まった苦痛を見せて
美味しい美味しい甘さ

取り出して魅せられる
私が手にしてる物は何
貴方が知ってるよりも
一つと一つの中の生物

眼を開けてられない私
もう存在していない私
湿って湿って湿った私
眼を開けてじっと視て

いつもの私じゃない私
誰より私を知らない私
いつもの私じゃない私
何しても自覚ない甘さ

いつもの私じゃない私
大きく固く速く締める
大きく柔く速く湿める
心は混ざり何処か漂う

右胸に頬つけて待つの
課題の後の温かい皮膚
撫でてて寝かしつけて
ここでずっと待ってる

心は混ざり濃青を漂う
二つの形だけ残す二人



続きを読む "二つ"

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2006/11/20

天国

061120_1


ずんと、くる、ずんと
あまい、そう、あまい
おちて、内に、おちて
におい、そう、におい
すぐに、いく、すぐに

シーツの波に揉まれて
この世の果てを覗いた

シーツの波にも溺れて
この世の果てを覗いた


しんと、しる、しんと
まるい、ただ、まるい
そって、外に、そって
あつい、ただ、あつい
すぐに、また、すぐに

シーツの海に呑まれて
あの世の扉を視ている

シーツの海にも零れて
あの世の扉を視ている


すっと、ねる、すっと
すべる、そう、すべる
すって、中に、すって
しない、おと、しない
からむ、はだ、からむ

シーツの白に熟まれて
部屋の灯りを見ていた

シーツの白にも塗れて
部屋の灯りを見ていた


この世の果てを覗いた
あの世の扉を視ている
部屋の灯りを見ていた



続きを読む "天国"

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2006/11/18

どうしても行くのよ

061118


なんてついてないの
満載バスは通過して
待ってるうちに俄雨
電車にも乗り遅れる

どうしても行くのよ
走る走る走る走るよ

欠けたヒールで駆け
いつの間に爪も欠け
化粧ぐだぐだのまま
なんてついてないの


なんてついてないの
タクシーは回送だけ
手挙げたら攣る背中
同時にぶちまけた鞄

どうしても行くのよ
走る走る走る走るよ

血だらけの膝で走り
破けているスカート
髪も振り乱したまま
なんてついてないの


医者は薬を出すだけ
占い師は気休めだけ
同僚は瞳の同情だけ
必要なのは貴方だけ

どうしても行くのよ
走る走る走る走るよ
どうしても行くのよ



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2006/11/07

溶暗

061107_1


来なかったあなたを
私は濡れて待ってた

行くしかなかった人
すべて切り捨てた人

私は知ってたけれど
私は濡れて待ってた


あなたの腕で笑えた
あなたは頭を撫でた

いまだ巡るこの想い
灰の街に埋める日々

この命を奪っていい
この無駄なすべてを


また夢を見てしまう
あなたが現れる霧雨

いまは何時になるの
ここは何処にあるの

そこでいつも覚める
でもまた見てしまう


行くしかなかった人
すべて切り捨てた人

私は知ってるけれど
私は濡れて待ってる



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2006/10/25

061025


貴方の心のままだわ
迷宮の街マラケシュ
 
夕陽が映えた土壁と
人影のコントラスト
 
私はまだ彷徨ってる
 
 
尻尾を立てた案内人
青い眼をした黒い猫
 
路地からまた路地へ
導かれるまま生きて
 
何者かに流されてる
 
 
次の角を曲がったわ
何かの影に溶けた猫
 
何の影か解らぬまま
街全て溶けてく漆黒
 
私は一人残されてる
 
 
彷徨ったまま流され
やがて夜に呑まれる
 
 
 

続きを読む "夜"

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2006/10/21

誤解

061021


貴方は飛んでく
他の空に向って
胸が痛んでるの
何も伝えられず
見上げてるだけ

背中を見た錯覚
違った街にいて
胸が痛んでるの
何も伝えられず
見守ってるだけ


許したとしたら
許してくれたの
認めたとしたら
認めてくれたの


そのままでいて
縛っておくのは
それは貴方には
とても苦痛だと
気づいてたから

今のままでいて
放っておくのは
それで二人には
夢見た事を夢で
語り合えるなら


許したとしたら
許してくれたの
認めたとしたら
認めてくれたの


髪に触れた錯覚
吐息がした錯覚
指が触れた錯覚
匂いがした錯覚



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2006/09/23

ディザスター

060923_1


同じ鬱
沈んだ鬱
昔のと同じ

眼の前の君は
あんたと同じ眼
約束するときの眼

守れもしないくせに

同じ私
沈んだ私
昔のわたし

駄目なあんた
あんたと同じ君
嘘をつくときの君

何も変っちゃいない


今と同じ昔の鬱
私と同じわたし
君と同じあんた

逢いたいあんた



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2006/09/22

リリーフ

060922


いつも
いつでも
いつまでも
二人は自由に

二人は一緒に
いつまでも
いつでも
いつも

混ざった共感
無数の番号札
瞬く時の共有
貴方とわたし

いつも
いつでも
いつまでも
貴方は視てる

二人は一緒に
いつまでも
いつでも
いつも

混ざった質感
無数の縫合糸
瞬く星の所有
貴方とわたし

貴方とわたし

貴方とわたし



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2006/09/09

060909


わたしは此処にいる?
わたしは本当にいる?
わたしはただの乗物?
わたしは沈んだ濃青?
 
あなたのいない空隙
 
 
わたしは間違ってる?
わたしは強情な弱虫?
底に浸入すればいい?
あなたに触れてたの?
 
触れてたのは膚だけ
 
 
遠くへ行ってしまう
風に乗ってる枯れ葉
どんなに伸ばしても
届きはしない指の先
 
さよならを言うだけ
 
 
 
ここに残って闘うの?
それで何が得られる?
正しい物も無いのに?
そんな弱い光がいい?
 
もっと湿ってる欲望
 
 
本当に優しいのは誰?
本当に赦してるのは?
見守ってくれるのは?
同じ感情を持つのは?
 
触れていたい心まで
 
 
遠くへ行ってしまう
風に乗ってる枯れ葉
捕まえて持ってきて
何度もわたしの唇に
 
さよならを言うまで
 
 
 
わたしは此処にいる?
わたしは本当にいる?
わたしは間違ってる?
あなたに触れてたの?
 
触れてたのは膚だけ
 
 
 

続きを読む "鳥"

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2006/09/01

透明

060901


少し前に終ってしまった私たち
その理由もはっきりと解らずに
いまだに茨の刺を指先で数える
喧嘩の時いつもしてたみたいに

漆黒の闇はあなたの方だけ透明
いつでもあなたの方がより透明
これからもあなたの方だけ透明


格子で囲まれた建物が近づいた
その理由もはっきりと解らずに
あの異常な執拗の対価としたら
酷く高い買い物になるじゃない?

漆黒の闇はあなたの方だけ透明
いつでもあなたの方がより透明
これからもあなたの方だけ透明

あなたの方がより透明じゃない?

漆黒の闇はあなたの方だけ透明
いつでもあなたの方がより透明
これからもあなたの方だけ透明



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2006/08/11

亡骸

060811


期限のはっきりとした
目的だけは見つめてる
こんな無力なわたしに
やさしく強いてる答え

離れて離れないでいて
傷の背中を撫でていて
おまえだけ悪くないと
貴方だけは抱き締めて


この首輪が絞められて
罪悪だけを見つめてる
こんな駄目なわたしに
もっと強いていいのに

叩いて撫でないでいて
傷の足首に触れていて
おまえだけ悪いのだと
貴方だけは強く叱って


離れて離れないでいて
傷の背中を撫でていて
消滅してくまでずっと
貴方だけは抱き締めて
ずっと抱き締めていて



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2006/07/29

望みのない蔦

060729


失うのは初めてでないし
泣くのも初めてじゃない
苦しみも初めてじゃない
なのにこんないつまでも
忘れられないのは初めて


無理なことは解ってるの
ただ待つだけの無意味さ
でも他にどうしたらいい
切りのない乾きに喘いで
望みのない蔦に絡んでる

空隙の隅に住み着いた私
心から追い出したあなた
無駄なことを考え続けて
望みのない執着に沈んで
望みのない執着に沈んで


忘れようと無理をしても
手放さないでと鳴く鼓動
どうしようもないことに
じっと眠れないでいるの
望みのない執着に沈んで

空隙の隅に住み着いた私
心から追い出したあなた
無駄なことを考え続けて
望みのない執着に沈んで
望みのない執着に沈んで



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2006/07/19

すぐに会える

060719


テーブルに置いた
鳴らないケータイ

今夜は何してるの
疲れているのなら
安らかに眠ってて

救われたいなんて
思ってもみないで
心のどこかで願う
自虐してる自己愛


テーブルに置いた
光らないケータイ

昨日の話は言い訳
すぐに会えるとか
機嫌とろうとして

靴も服もリングも
欲しい物じゃない
ずっといつも願う
満たされたい欠陥


テーブルに置いた
震えないケータイ

今は何をしてるの
忘れるほど楽しく
楽しくしてるなら

思い出したときに
鳴り光り震えてね
いつも気づくよう
抱いて眠るからね



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2006/06/28

you really think you're a bad boy, don't you

060628you_really_think_youre_a_bad_boy_d


ハードロックなんて言って
雑音の塊とイキがった衣装
かっこつけてるちんぴらね
言葉はすべてぼうやの台詞

そんなので生きてるつもり
愛と快楽と不満の垂れ流し
いい加減あくびが出ちゃう
私欲しいなら頭を使ってよ


形にして見せてもらうまで
なにが欲しいかわからない
そんなくだらない人なのね
中身は全て自己顕示の妄想

そんなので解決するつもり
金と媚薬と不満の垂れ流し
いい加減あくびが出ちゃう
私欲しいなら頭を使ってよ


都合ばかりで勝手なことを
つまらない肉体のおかざり
雰囲気と欲望だけに素直ね
未来は全て繰り返しの時間

そんなので生きてるつもり
涙と苛々と不満の垂れ流し
いい加減あくびが出ちゃう
私欲しいなら頭を使ってよ



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2006/06/25

smiling while lying

060625smiling_while_lying


何度も何度も何度も
解るようにしたのに
あなたは見ようとも

わざとでないのなら
わたしの奥の秘密を

あなたの中に落ちて
歩く誰もいない場所

微笑みの裏での嘘は
微笑みの裏での痛み
微笑みの裏での秘密


何度も何度も何度も
隠さずにおいたのに
あなたは聞こうとも

わざとでないのなら
わたしの奥の漆黒を

あなたの中に落ちて
歩く誰もいない海底

微笑みの裏の強がり
微笑みの裏の痛がり
微笑みの裏の暗がり
見つけ出して下さい

微笑みの裏での嘘は
微笑みの裏での痛み
微笑みの裏での秘密
早く見つけて下さい

微笑みの裏の強がり
微笑みの裏の痛がり
微笑みの裏の暗がり
見つけ出して下さい



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2006/06/24

keep his happiness mask

060624keep_his_happiness_mask


汚れた部屋の隅
眼がはなせない

死んだ心の疲れ
脱がないドレス

見回してごらん
誰もいない部屋


舞う花びらの数
白い白い白い白

その数だけ流す
瞳の隅の星くず

見回してごらん
もう誰もいない


座り込んでる鏡
写り込んでる姿

乾かない瞳の隅
星々はそのまま

見回してごらん
誰もいない部屋


手に入らない鏡
手を伸ばしてる

見回してごらん
もう誰もいない



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2006/06/22

multi-phase silver solid structure

060622multiphase_silver_solid_structure


魅惑的に振る舞い微笑む
誘う数々の行為の裏側で
天使の感じる罪を感じる

数々の隠されている鍵穴

爪先から心臓の枝管まで
わたしの心を嗅ぎ廻って
天使の感じる罪を認める

次々と隠されていく鍵穴

空隙の結晶を見付けても
もうそこに未来はないと
頑丈な構造を捜している

並々と溢れてる透明な黒
球体にして納めるために



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2006/06/18

whisper low in my ear, please

060618whisper_low_in_my_ear_please


低く囁かれる
背骨から頭へ
走る細い閃光

高くうわずる
貴方の膚から
浸透してく私

貴方のなかで
感じてる孤独
浮いてる中で
感じてる孤独


言われる度に
肉も骨も心も
弱っていく私

理由を尋ねる
強く絞められ
堕とされてく

貴方のなかで
感じてる孤独
浮いてる中で
感じてる孤独

低く言ってて
低く言ってて

弱っていく私
高くうわずる
浸透してく私

貴方のなかで
感じてる孤独



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2006/06/05

Anne Parillaud's legs

060605anne_parillauds_legs


彼女の眉はしっとり黒い
彼女の鼻はつんと小さい
彼女の指は嫋やかに柔い
彼女の脚はアンヌのよう
貴方は彼女の両面を想う
彼女の脚はアンヌのよう

彼女は貴方を悩ましてる
彼女は貴方を不安にする
彼女は貴方を悦ばしてる
彼女の瞳はナタリのよう
貴方は果実の両面を想う
彼女の脚はアンヌのよう

彼女は部屋で奴隷になる
彼女は全てを晒している
彼女は足下に伏している
彼女の貴方に服するよう
貴方は彼女を踏んでよう
彼女の脚はアンヌのよう

彼女は部屋で王女になる
彼女は実を熟そうとする
彼女は愉快に猛犬になる
彼女の貴方に倒れるよう
二人は弾力に転がるよう
彼女の脚はアンヌのよう


彼女の脚はアンヌのよう
彼女の二つの実が熟して
彼女は奴隷の王女になる
彼女の脚はアンヌのよう



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2006/06/03

the fatal kiss is all we need

060603the_fatal_kiss_is_all_we_need


逢うたびに屠る気配は
あなたのふたつ目の顔
呼び覚ますためにある
どぎつい隠れ家の冷気

心の闇を紛らわしてく
見透かされた膚の計画
交互に打たれてく熱さ
大きく開いた神秘の口

紅蓮の中で踊る焼失は
絡まるふたりに必要な
すべての必然死の接吻
そのまま紅蓮で舞って


知るたびに屠る気配は
あなたのふたつ目の顔
呼び覚ますためにある
窓のない白い舟の熱気

心の闇を紛らわしてく
見透かされた脳の信号
結晶の涙が膝に落ちて
大きく開けた口で笑う

紅蓮の中で再び踊って
絡まるふたりに必要な
すべての必然死の接吻
そのまま紅蓮で舞って

気づき合う瞳から漂う
屠り屠られていく気配



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2006/05/21

Don't move, how's that?

060521dont_move_hows_that


後ろからぐいと突き付け
フリーズ、こんな感じ?
犯罪者の口の聞きようは

後ろから突き付けられて
フリーズ、どんな感じ?
とてもブルって下さいな


後ろからぐいと押し当て
プリーズ、どんな感じ?
一人前の口の聞きようは

後ろから押し当てられて
プリーズ、こんな感じ?
とても湿らせて下さいな


いずれも闇の行為だから
使う道具まで似てるのね
どうしようもないふたり
闇に堕ちていたいふたり



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2006/05/19

What's your name, angel?

060519whats_your_name_angel


全身に敷き詰めた
茶色い多角形の肌
波模様と似せてる

海では素早いのに
浜ではのっそりね

しっとりと濡れた
滑らかな丸い背中
なにを詰め込んで

海では機敏なのに
浜ではもっさりね

背中に乗ってたら
連れてってくれる
あの人の心の中へ



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2006/05/11

I'll break out of its cage

060511ill_break_out_of_its_cage


飴舐めてたら
奥歯の詰め物
とれて飲んだ
これ昨日の話

銀行に行って
待ってる間に
漢方の雑誌で
ウコンを勉強

喫茶店でお茶
啜りながらも
これからの事
ふと考えてた

私は今のまま
ずうっと今を
続けていくの
このままなの


お気に入りの
ピアスの片方
ふと見つけた
これ今日の話

歯医者行って
奥歯を削られ
ピンク色した
型をとられた

図書館で勉強
本捲りながら
これからの事
ふと考えてた

私はここから
必ずここから
明日ここから
抜け出すから



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2006/05/08

this is just between you and me

060508this_is_just_between_you_and_me


窓に落ちるしずくは
煌めき堕ちた星の数
あなたは私を抱いて
瞳に映るあなたの姿
じっと覗き込んでた

また乱れていく髪を
さらに崩してく両手
黒い海底で遊んでる
溶かされた重なる肌
跳ねては絡んでいた

何度も見る夢の様に
永遠に飽きのこない
変わらないあらすじ
虚しさは目蓋に映し
二人の孤独を味わう


愛が解らないからと
背中に呟いてたから
黒い革帯をはずして
私も解らないのよと
優しく頭を包んでた

微笑み吸い取るよう
首筋にかけられる指
白い小舟に遊んでる
生かされて踊った藻
浮遊しなぞられてた

何度も見る夢の様に
永遠に飽きのこない
変わらないあらすじ
哀しさは白く絞めて
二人の孤独を留める



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2006/04/29

you're the best for me

060429youre_the_best_for_me


だれも上手にはできない
そっと哀しくさせるのは
あなた以外にはだれ一人
 
あなたの温度から離して
別の戸棚に隠していても
包みを見つけてしまう人
 
今夜の秘密は秘密のまま
隠したままにしておいて
 
 
だれも上手にはできない
すっと静かにさせるのは
あなた以外にはだれ一人
 
あなたの鼓動だけ聞いて
あなたの呼吸だけ感じて
それだけで安心させる人
 
今夜の魔法は魔法のまま
かけたままにしておいて
 
 
だれも上手にはできない
そっと哀しくさせるのは
あなた以外にはだれ一人
 
あなた以外にはだれ一人
あなた以外にはだれ一人
 
 
 

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2006/04/23

an eden named Marlon Brando's islands

060423an_eden_named_marlon_brandos_islan


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060423an_eden_named_marlon_brandos_islan_2



何の救いか分からず
何の願いか忘れても
許しを求め彷徨う心
何から逃げてるのか
何から透けてるのか

音もなく侵しながら
青く染まる赤い敷布
剥がされたかけらが
溶け去るようにして

貴方の約束の場所で
呼吸をしないでいる
静かに滑らかな魂で
沈んで沈んで沈んで



それと差し替えるか
それと引き換えでも
屈している狂気以外
こんな果てにあった
不必要な私の居場所

溶けてく空隙の構造
その中心に座ってる
結晶するのかなんて
想わなくていいから

終りの約束の場所で
呼吸をしないでいる
静かに滑らかな魂で
沈んで沈んで沈んで



音もなく侵しながら
青く染まる赤い敷布
眼の前に広がってる
さまざまな色彩から


溶けた膚や血や骨を
強く抱こうとしても

優しい温度は欠片も



貴方の約束の場所で
呼吸をしないでいる
静かに滑らかな魂で
沈んで沈んで沈んで

すべての溶媒の海で
肉と引き換えるから
どこでもいくらでも
沈んで沈んで沈んで

貴方に伝わるように
沈んで伝わるように


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2006/03/12

ペタルス

060312


花びら舞い落ちる坂道
風は貴方の部屋を示す
高鳴る鼓動の言い訳に
態と足取りを速くした
でも本当は早く会って
早く膚を感じたいから

交差点を右に曲がれば
すぐに貴方の窓がある
火照った顔の言い訳に
急ぐ足取りを速くした
でも本当は早く会って
早く膚を感じたいから



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2006/03/09

ヒップボーンズ

060309


透明な水色に浮かぶ肌色の島


砕けた白珊瑚を洗う音の群れ
椰子の葉を通り過ぎてく風声
まどろみの楽園の静かな旋律

それは一体どこの異国の言葉


砂地を歩く白い蟹たちの足音
水際で弾ける泡粒たちの破音
まどろみの楽園の静かな旋律

それは一体どこの神々の歌音


肌色をなぞり押す爪先の感触
隠れた突起を噛まれてく感覚
まどろみの楽園の静かな旋律

それはここにいる貴女の鳴声


透明な水色に浮かぶ肌色の島



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2006/02/27

アブソリュート

060227


天空から注ぐ光の束に
音のない空間の音楽に
見上げるほどの時間に
あなたの息を確信した

天空から注ぐ粒の束に
音のない白壁の音楽に
見上げるほどの堆積に
あなたの髪を確信した

天空から注ぐ氷の束に
音のない大脳の音楽に
見上げるほどの妄想に
あなたの膚を確信した

決して見つけられない
探し出せないあなたを
そうやってわたしから
確信してくことでしか

必要とはできないから



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2006/02/25

ブレンダー

060225


わたしは海辺の夕陽
寝てるあなたの背中
指先でそっと触れて
赤く熱く溶け込んで
銅の櫂で掻き混ぜて
一つで眠りに落ちる

わたしは月夜の薄虹
寝てるあなたの背中
額をぴたっと当てて
おぼろに溶け込んで
銀の櫂が掻き混ぜて
一つで眠りに落ちる

わたしは珈琲ミルク
寝てるあなたの背中
頬をゆっくり付けて
茶色へと溶け込んで
金の匙が掻き混ぜて
一つで眠りに落ちる



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2006/02/22

ブレイム

060222


夢の中で
わたしは

落ちる落ちる落ちる

暗い宙から
暗い空へと
一体誰が悪いのかも
これが夢という事も


現にいて
わたしは

堕ちる堕ちる堕ちる

黒い海から
黒い底へと
あなたが存在しない
それも現実と解って


そしてまた繰り返す


夢の中で
わたしは

落ちる落ちる落ちる

暗い宙から
黒い底まで
一体誰が悪いのかも
これが夢という事も



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2006/01/23

ディリュージョン

060123


たくさんの電極と
脳薬を突き立てて
真実のわたしだけ
細胞の中からでも
拾い集めて下さい

あなたがいるなら
本当にいるのなら

たくさんの棘の舌
棘の舌が裏切って
悪魔が教えた嘘の
嘘の隙間からでも
愛を集めて下さい

あなたがいるなら
本当にいるのなら

あなたは涙を聴くことができるの?
子供のわたしから取り上げた涙を
抱けないならせめて解っていると

嘘を教えてあげて
茨の草原を振払い
傷だらけで集める
道がない地獄にも
あなたは存在する?

あなたがいるなら
本当にいるのなら

あなたは何を聴くことができたの?
子供のわたしから取り上げた何を
抱けないならせめて解ってるよと

嘘を教えて下さい
茨の草原を駆回り
血だらけで集める
道がない地獄にも
あなたは存在する?

あなたがいるなら
本当にいるのなら



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2006/01/18

イオ

060118


いま死ぬのなら怖くない
存在を確信してないから


あなたの温もりに包まれ
すべての息をなでまわす
そのときわたしの心臓は
破裂するのかも知れない

ここにいたままでいいの
太陽も届かず火山と氷で
熱くて冷たい世界の中で
ふたりだけの孤独の世界

時間と空間はふたりだけ
あなたの顔見えないから
いつでもあなたのことを
心の片隅にそっとおいて


わたしが待っていたもの
わたしが知っていた全て
わたしがした全てのこと
わたしが感じていた全て
全てがこれに繋がってた


破裂するのかも知れない
そのときわたしの心臓は
すべての息をなでまわす
あなたの温もりに包まれ

ふたりだけの孤独の世界
熱くて冷たい世界の中で
太陽も届かず火山と氷で
ここにいたままでいいの

恋しがってはいけないの
いつでもあなたのことを
あなたの顔見えないから
時間と空間はふたりだけ


存在を確信してないから
いま死ぬのなら怖くない



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2006/01/12

アバンダンメント

060112


とにかく美しい蝋燭を
早く見つけたらいかが
私の蜜蝋は跡形ない程

とにかく温かい火種を
早く見つけたらどうよ
私ここに居る気もない

とにかく可愛い灯りを
早く見つけることだわ
私には資格がないから



とにかく終わりにして
もうそう決めてるから
私はお似合いの燭台へ



とにかく新しい蝋燭を
早く見つけにいきなよ
私の蜜蝋は昨日で全て

溶けくずれ落ちたから



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2006/01/07

レゾンデートル

060107


必要とされないわたしを
ひとり置いて眠るのなら

心地よい皮膚だけ置いて行って
わたしには行き先など無いけど
貴方をまとえば安心して行ける

理由を
教えて
存在している理由と
存在していい理由を

ゆっくり腐敗する花は
誰も欲しがらないけど
貴方も要らないのなら

潰すまで抱きしめて
一気に殺して下さい



必要とされないわたしに
背を向けて眠るまえには

遠い国の不思議な話を聞かせて
わたしは行った事など無いけど
貴方をまとえば安心して行ける

貴方の
腕の中
居場所ではないから
存在していい筈無い

ゆっくり腐敗する花は
自然死でも似合うけど
貴方が要らないのなら

潰すまで抱きしめて
一気に殺して下さい



無数の花弁を
拾い集めても
説明できない
ときにはただ



理由を
教えて
存在している理由と
存在していい理由を

ゆっくり腐敗する花は
誰も欲しがらないけど
本当に要らないのなら

潰すまで抱きしめて
一気に殺して下さい



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2006/01/04

インプリンティング

060104


髪がずっと
耳がずっと
膚がずっと
覚えてるの

明日がないくらいに
抱きしめられたこと

この世の果てで視た
あなたの感覚で一杯

止められない
捨てられない
忘れられない

あなたの感覚で一杯


瞳がもっと
鼻がもっと
口がもっと
求めてるの

いまそっとしてみて
よくしてくれたこと

この世の果てで視た
あなたの感覚で一杯

ずっと・・・
ずっと・・・
ずっと・・・

止められない
捨てられない
忘れられない

あなた・・・
あなた・・・
あなた・・・

止められない
捨てられない
忘れられない

あなたの感覚で一杯



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2006/01/02

アンジェヌー

060102


たぶん解ってるくせに
話をすり替えている事
たぶん感じてるくせに
自分でも可笑しいと思ってるでしょ


さあ始めましょう
さあ今

言ってみてよ
さあ言ってみて

あなたの中の理由を
あなたの心の言訳を

そこは凍えた暗闇なの?
冷たく静止した暗闇なの?



たぶん解ってるくせに
縛から自由になる方法
たぶん感じてるくせに
別れの言葉が近づいているんでしょ


さあ始めましょう
さあ今

教えなさいよ
さあ教えなさい

あなたの中の理由と
あなたの心の言訳と

そこは疲れた空洞なの?
独りで凍結した空洞なの?



さあ始めましょう
さあ今

言ってみてよ
さあ言ってみて

あなたの中の感覚を
あなたの心の風景を
そこは凍えた暗闇なの?



さあ始めましょう
さあ今

教えなさいよ
さあ教えなさい

あなたの中の理由を
あなたの心の言訳を
そこは疲れた暗闇なの?
独りで凍結した暗闇なの?



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2005/12/30

エターニティ

051230


寂しさに潰れてしまう夜は
あなたにくるまり眠らせて
温かい波と鼓動に包まれて
安心の底に堕ちていくから

永遠の約束よりささやかで
純粋な虚勢を確かめてく恋
意地だらけで綻びてくのに
丁度いいくらい遠く離れて

罪と罰を知ったまま堕ちるふたり
必要とするより必要とされたくて
ひと時の甘い想いに堕ちるふたり
愛するよりもずっと愛されたくて


互いに離れて暮らす時間は
あなたの気持ちだけ伝えて
眠れない眠りの小粒たちを
不機嫌に飲みくだすよりも

将来を約束する恋人よりも
一瞬を永遠に夢みていたい
出逢った時間の前後なんて
だれにも関係ないのだから

叶わないままなのに幸せなふたり
暗闇の底でじっと一緒にいたくて
揺れた想いのままとまどうふたり
素敵で怖い音を共有していたくて


必要とするより必要とされたくて
愛するよりもずっと愛されたくて
暗闇の底でじっと一緒にいたくて
素敵で怖い音を共有していたくて



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2005/12/27

メモリー

051227


嵐の群れにさらわれた幼いこころは
怖いほど冷静な貴方がすくいあげて
荒れ狂う波と無邪気な本心の渦から
二人のすべての正気をすくいあげて
 
いまさら気づいた本当の私は
ひと粒が繋がって行くのなら
全て消し去る川すらいらない
 
想いは痛みに刻まれて
廃れた暗闇で蘇るのに
どこまでもずるい私は
どこまでも純粋なだけ
貴方を求めていくから
鋼鉄の楔を打ち込んで
 
朽ち果てる時間だけが
私を動かせる印になるから
 
 
些細なだけの運命も忘れてなかった
量子と論理の調和だけを頼りにして
不可解な粒と無意味な重ね合せから
二人のすべての意識を足し合わせて
 
いまさら傷ついた本当の私は
無意識に増えてく川の支流に
海と同じ濃度を流し込んでく
 
想いは痛みで刻まれて
廃れた暗闇に蘇るのに
どこまでもずるい私は
どこまでも純粋なだけ
貴方を求めていくから
鍵穴のない鍵をかけて
 
朽ち果てる時間だけが
私を動かせる印になるから
 
 
同じ所に存在などできない
たくさんの理由があるから
必要とされないこの時でも
 
 
想いは痛みに刻まれて
廃れた暗闇で蘇るのに
どこまでもずるい私は
どこまでも純粋なだけ
貴方を求めていくから
鋼鉄の楔を打ち込んで
 
朽ち果てる時間だけが
私を動かせる印になるから
 
 
 

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