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2008年8月

2008/08/31

検査

080831


もう妄想ではなかった
うねりに漕ぎ出す葦舟
永遠に続く未知の世界
 
もう想像ではなかった
しなりを越えてく笹舟
無限に続く未開の土地
 
岸に泳ぎ着く気もない
欲張りな波達が尋ねる
意地悪な時達が流れる
 
 
 
もう仮想ではなかった
うだるような熱と湿り
永遠に動く未知の世界
 
もう幻想ではなかった
ふたりに残された方法
無限に続く未開の探傷
 
岸に泳ぎ着く気もない
欲張りな波達が尋ねる
意地悪な時達が流れる
 
岸に泳ぎ着く気もない
欲張りな波達が尋ねる
意地悪な時達が流れる
 
 
 

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2008/08/30

空隙のすべて

080830


行き交う人びとの中に
ふと見た気がしたから
 
足早に離れた夜の駅前
忘れる方法を探してる
 
どこへ行ったらいいの
なにを祈ったらいいの
 
どこかで履き替えても
なにかで置き換えても
 
代えることはできない
かけがえのないあなた
 
この完全な欠落の空隙
それがわたしに残した
あなたが残したすべて
 
 
 
想い出なんていらない
傷み続けるためだけの
 
ますます強くなる輪郭
忘れる方法を探してる
 
どうか終って欲しいの
なにか閉って欲しいの
 
どうにか紛らわせても
なんとか欺いていても
 
変えることはできない
かけがえのないあなた
 
この完全な欠落の欠陥
それがわたしに残した
あなたが残したすべて
 
 
 
強くなってしまうから
どんな時も解決しない
ますます強くなる想い
 
 
 
どこへ行ったらいいの
なにを祈ったらいいの
 
どこかで履き替えても
なにかで置き換えても
 
他で変えられはしない
かけがえのないあなた
 
この完全な欠落の欠陥
それがわたしに残した
あなたが残したすべて
 
 
 

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2008/08/27

繰り込み

080827


浸りながらも
あなたは訊く
なにを視たの
 
私は視ていた
永遠に続いた
あなたの映像
 
 
湿りながらも
私は尋ねてる
ここの場所は
 
私はあなたで
永遠に生きる
あなたもそう
 
瞳の私を覗き
私は内側から
燃え落ちてく
 
 
灰が混ざる所
そこで私達は
逢うでしょう
 
永遠に繰返し
幾度でも逢い
淵を覗いてる
 
瞳の私を覗き
私は内側から
燃え落ちてく
 
 
 

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2008/08/26

ぱんぱんです

080826


もうぱんぱんです
そうぱんぱんです
もうぱんぱんです
そうぱんぱんです
またぱんぱんです
すぐぱんぱんです
 
もう
詰め込まれて
はち切れ寸前
ぱんぱんです
 
 
ぱんぱんです
ぱんパンです
パンパンです
パンパンデス
ぱんぱんです
ぱんパンです
パンパンです
パンパンデス
 
 
 
もうぱんぱんです
そうぱんぱんです
もうぱんぱんです
そうぱんぱんです
ほらぱんぱんです
そらぱんぱんです
 
そう
能力ないのは
認めないけど
ぱんぱんです
 
 
ぱんぱんです
ぱんパンです
パンパンです
パンパンデス
ぱんぱんです
ぱんパンです
パンパンです
パンパンデス
 
 
 
もうぱんぱんです
そうぱんぱんです
もうぱんぱんです
そうぱんぱんです
ああぱんぱんです
ただぱんぱんです
 
うん
努力は嫌だよ
楽したいから
ぱんぱんです
 
 
ぱんぱんです
ぱんパンです
パンパンです
パンパンデス
ぱんぱんです
ぱんパンです
パンパンです
パンパンデス
 
 
 
もうぱんぱんだめ
そうぱんぱんだめ
もうぱんぱんだめ
そうぱんぱんだめ
ええぱんぱんだめ
だめぱんぱんだめ
 
そら
覚悟を決めて
踏張り抜出せ
ぱんぱんから
 
 
ぱんぱんだめ
ぱんパンだめ
パンパンだめ
パンパンダメ
ぱんぱんだめ
ぱんパンだめ
パンパンだめ
パンパンダメ
 
 
 

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2008/08/25

080825


私は勝手に休めない
 
打ち続く波のお陰で
大切な記憶は奪われ
大切が何かも忘れる
そして真実が現され
そして真実を受入れ
髪を引かれて壊れる
 
突き出した白い咽に
愛しく這わされる指
 
 
私は冷えた優しさが
貴方の青い底からの
優しさの嵐が欲しい
息が途切れるような
安心した恐ろしさで
そっと私は興奮する
 
 
 
貴方が勝手に奏でる
 
それぞれの管と弦は
眠ってた記憶を呼び
眠りが何かも忘れる
そして真実が現され
そして真実を受入れ
いたぶられて壊れる
 
突き出した白い咽に
愛しく這わされる指
 
 
 

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2008/08/24

080824


おとな気なかった俺
思い遣らなかった俺
ただ一人のおまえに
 
後悔は遅過ぎるのに
大好きなこの海にも
二人では来られない
 
なぜ、どうして、と
問い続けている浜辺
答えたのは波音だけ
 
 
 
いつか逢ったときに
笑顔で赦しておくれ
今一人にしていても
 
謝っても届かない声
一羽でも渡ってく鳥
見ていてくれるかい
 
なぜ、どうして、と
問い続けている浜辺
答えたのは風音だけ
 
 
 
俺は問い続けている
俺は問い続けている
答えたのは波音だけ
 
 
 
俺は問い続けている
俺は問い続けている
答えたのは風音だけ
 
 
 

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2008/08/23

終結

080823


そう
 
 
そう
まだ残ってる感覚
あなたならここに
 
惑いは想いの中に
想いは願いの中に
 
 
そう、これで充分
もう、それで充分
思い出したように
流れ出てくあなた
 
 
 
そう
取り残されてた闇
あなたが奪った光
 
誘いは匂いの中に
匂いは憶いの中に
 
 
そう、これで充分
もう、それで充分
思い出したように
流れ出てくあなた
 
 
 
そう、もうこれで
もう、これで充分
 
 
 

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2008/08/22

曖昧になる境界

080822


なんて可愛いひとみ
くちづけていいかい
 
そこにくちづけても
 
とても可愛らしいよ
とてもすごくとても
 
 
そうゆっくりとして
それから動かないで
 
染み込みあっていく
 
とても可愛らしいよ
とても可愛らしいよ
 
 
とてもとてもとても
 
 
 

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2008/08/20

080820


本当に長い剣で
肉を突き刺して
 
そのたび零れる
涙を全部集めて
 
この黒い血の黒
 
 
 
繰り返した媚薬
窒息と咽の痛み
 
繰り返した記憶
侵入のスコール
 
雨ではなく涙の
 
 
 
気は確かなまま
すべてを晒して
 
膚に感じたまま
すべてを呑込む
 
この黒い血の黒
 
黒い黒い血の黒
 
黒い黒い黒い黒
 
 
 

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2008/08/19

パフェ

080819


パフェが好き
パフェが好き
パフェが好き
好き好き好き
 
ひえたパフェ
あまいパフェ
きれいパフェ
 
パフェが好き
パフェが好き
パフェが好き
大好きなのよ
 
 
パフェが良い
パフェが良い
パフェが良い
良い良い良い
 
すくうパフェ
とけるパフェ
とてもパフェ
 
パフェが好き
パフェが好き
パフェが好き
大好きなのよ
 
 
好き好き好き
パフェが好き
好き好き好き
大好きなのよ
 
 
ケーキは×よ
パフェが好き
 
 
 

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2008/08/18

果て

080818_2


外せない冷たい視線
巻かれた黒い革から
望んでた夜の始まり
 
掴まれた髪の単調に
詰まる息と震える脳
壊れていく悦びなら
戻る気さえ起きない
 
存在だけですべて罪
罰に耐えきった先で
優しく撫でられてる
 
 
 
真っ白な欲をいれて
真っ黒な闇にひたる
望んでた時の始まり
 
叩かれた肌の同調に
染まる頬と汗ばむ線
破滅してく安心なら
生きてる気もしない
 
存在すべてが黒い罪
従ってく悦びだから
最期の先に在る楽園
 
 
 
戻る気さえ起きない
生きてる気もしない
いたぶられるままに
 
存在だけですべて罪
存在すべてが黒い罪
優しく撫でられてる
 
戻る気さえ起きない
生きてる気もしない
いたぶられるままに
 
存在だけですべて罪
存在すべてが黒い罪
最期の先に在る楽園
 
 
 

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2008/08/17

祈り

080817


深いほどの罪
その黒いほど
いけないほど
感じていく罪
 
それすら何処
何処かで視て
許してますか
 
罪人の私たち
許してますか
 
 
 
痛いほどの咎
その熱いほど
いけないほど
感じていく咎
 
祝福なら何故
最期まで聴き
許しているの
 
 
 
安らぎの穢れ
汚れきった夢
 
 
 
罪人の私たち
咎人の私たち
許してますか
 
 
 
最期まで視て
最期まで聴き
どうか祈って
どうか祈って
 
祈って下さい
 
 
 

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2008/08/16

駄目

080816_2


思い出している
俺の世界にいる
ひとりだけの女
すべてを注いだ
ひとりだけの女
 
切なくなっても
いまは触れない
ひとりだけの女
見詰めあった夜
灯りを忘れない
 
駄目になった俺
夕陽を見るたび
何もないとなり
胸の中にいても
支えていてくれ
 
 
 
抱締めるのは夜
見詰めるのは星
話してるのは月
 
 
 
思い出している
すべてを捧げた
ひとりだけの女
俺の中で生きて
温め続けてくれ
 
 
 

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2008/08/15

着実に黒

080815


さあさあ
 
さあ
 
ほらほら
 
ほら
 
 
さあ
 
ほら
ほら
ほら
 
さあ
 
 
さあほら
 
さあ
 
冷たい眼
観察
 
冷たい眼
観察
さあほら
 
 
ほら
 
 
豊かなる
流れから
 
さあ
 
さあ
 
なだらか
なめらか
 
さあ
 
 
冷たい眼
観察
 
冷たい眼
観察
 
さあ
 
ほら
 
 
 

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2008/08/14

あなた

080814


あなたあなた、あなた
あなたとずっといたい
あなたとだけでいたい
 
この夜のすべての星と
この世のすべての夢と
わたしのすべてを捧ぐ
 
あなたあなた、あなた
あなたと触れていたい
あなたとだけでいたい
 
 
 
この夜のすべての星と
この世のすべての夢と
わたしのすべてを捧ぐ
 
なんて言ってくれたら
 
 
あなたあなた、あなた
あなたとずっといたい
あなたとだけでいたい
 
なんて思ってくれたら
 
 
 

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2008/08/13

安住世界

080813


打たれて受け取る
おろかな黒い孤独
音のあとで来る熱
 
見せつけ視られる
撫でられていても
沸いては潤む部分
 
 
気紛れに弾かれた
さまざまな固い膚
淋しい欲を預ける
 
 
嬉しく開いてく口
もっと黒くもっと
愉しく閉じてく眼
ぞっと暗くぞっと
闇の仕打ちの中で
 
 
 
 
踏まれて思い出す
くすぐられる死臭
床を湿らせてる熱
 
締めつけ絞られる
添えられていても
苦しい甘さの指達
 
 
そして終を歌えば
さまざまに当る膚
何度も言わされる
 
 
妖しくささやく口
もっと低くもっと
冷たく視ている眼
ぞっと青くぞっと
愛の仕打ちの中で
 
 
嬉しく開いてく口
もっと黒くもっと
愉しく閉じてく眼
ぞっと暗くぞっと
闇の仕打ちの中で
 
 
 

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2008/08/12

素晴らしい夜

080812


雲ひとつない素晴らしい空に
となりの髪を揺らしてくる風
繋いだ手がかすめて気づいた
もうすべてをなくしてたこと
 
 
いつかは喪う大切なものでも
それがきみの空気であっても
すべてをぼくは抱締めている
 
 
 
いつもの部屋いつかの気配を
すんなり受け入れてた違和感
それで一緒に居るふりをして
いまのぼくを見ているのかい
 
 
同じなものは想い出の中だけ
そのきみという宝石の中だけ
いつでもぼくの箱に飾ってる
 
 
 
届かなくても信じてるように
 
感じなくても愛してるように
 
 
 
雲ひとつない素晴らしい夜に
互いを知らせるのは星の瞬き
もう二度と触れられなくても
もう一度逢おう無限の向うで
 
 
 

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2008/08/11

奈落

080811


くちびるに歯を立てながら
背中に爪立てるジェラシー
ひとりの明日を感じながら
波に晒されていく目蓋の奥
 
そのためだけの窓のない船
みな没頭してる訳じゃない
 
充たされないわたしの奈落
躰なら間違ってはないのに
心なら見当違いの黒い落下
波を送り込むわたしの奈落
 
 
さよならのシャワーの後で
さまざまな痕を確認してる
時と距離の魔法がとけても
どうか消えないでと呟いて
 
充たされないわたしの孤独
躰なら間違ってはないのに
心なら見当違いの黒い落下
行ったり来たりの熱い孤独
 
充たされないわたしの奈落
躰なら間違ってはないのに
心なら見当違いの黒い落下
波を送り込むわたしの奈落
 
 
 

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2008/08/10

終局

080810


はじまりは偶然だとしても
それは仕組まれていた終り
どうして最後まで確かめた
それは戦いですらないのに
 
ひとつの井戸とひとつの杭
それは敵同士ですらないと
わかっていても傷つけ合う
それは愚かでしかないのに
 
 
消えない傷をなぞる指先は
躰中にまで降り注いでく雨
埋めた金具をなぞる舌先は
背中にまで零れ落ちてく涙
 
躰に埋め込まれた甘い想い
心とは無関係に震わせる波
心に塗り込まれた苦い思い
躰とは無関係に震えてる愛
 
 
はじまりは偶然だとしても
それは仕組まれていた終り
どうして最後まで確かめた
それは戦いですらないのに
 
 
 

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2008/08/09

敬具

080809


夢でしか逢えないのはきっと
すべて想い出はこちらだから
 
隠した真実に散りばめられた
嘘の数だけ星屑を信じていた
 
 
 
耳を押し当て集めた鼓動なら
信じる言葉だけ消された不安
 
ひとつずつ眺めていた部屋は
叩き合うような弾ける熱の音
 
できるなら哀しい石に変えて
色もない重たい海に沈めたい
 
 
 
ふいに口をつく大切な意味も
真綿のようにゆっくり傷つく
 
ひとつずつ湿っていた部屋は
近くの稲妻と恐ろしい雨の音
 
できるなら哀しい詩に変えて
色もない重たい海に沈めたい
 
 
 

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2008/08/08

いーんだ

080808


いーんだいーんだ
そーしていーんだ
いーんだいーんだ
いーんだいーんだ
 
笑いたいときには
笑ってていーんだ
泣きたいときには
泣いていーんだよ
 
つまりはそうして
こうしていーんだ
ああしていーんだ
そーしていーんだ
 
頑張り過ぎたらいけないよ
無理が過ぎたらいけないよ
我慢が過ぎたらいけないよ
 
それでもこれでも
なんでもいーんだ
いーんだいーんだ
したいよーにして
いーんだいーんだ
 
怒りたいときには
怒ってていーんだ
楽しんでるときは
楽しくていーんだ
 
いーんだいーんだ
そーしていーんだ
いーんだいーんだ
いーんだいーんだ
 
頑張り過ぎたらいけないよ
無理が過ぎたらいけないよ
我慢が過ぎたらいけないよ
 
 
 

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2008/08/07

覚悟

080807


我は闘い続ける
それはすなわち
裁き裁かれる者
責任をとる覚悟
 
透明に照らす灯
公正に見渡す眼
偽る悪と闘う気
逃れることは非
 
少しも諦めるな
生き残るまでは
考え抜いて考え
生を手に入れろ
 
 
我は闘い続ける
それはすなわち
殺し殺される者
責任をかけた命
 
すべてを晒す波
純粋を呼戻す脳
私利を打砕く拳
逃がすことは否
 
出来るすべてを
やり尽くし抜け
我とともに立ち
我とともに闘え
 
悔し泣きを呑め
生き残るまでは
考え抜いて考え
立上がり続けろ
 
 
 

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2008/08/05

ユニ

080805


葉っぱざわわ
にょっきりと
ピンクのお鼻
掴んだバナナ
 
さあさ子象の
おでましだい
子象のユニの
おでましだい
 
 
髪の毛ごわわ
ちょっぴりと
ぱたぱたお耳
大きなおつむ
 
さあさ子象の
おでましだい
子象のユニの
おでましだい
 
 
優しいユニは
ピンクの子象
子象のユニの
おでましだい
 
 
さあさ子象の
おでましだい
子象のユニの
おでましだい
 
 
 

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2008/08/04

苦痛

080804


同じ嗜好のプレイだから
真逆の癖が深まっていた
それは淫靡な映像よりも
脳が吹き上がる酷い妄想
 
積み上げていく角砂糖は
何度も打たれて壊される
その前の肉厚の絡みすら
闇の熱に消えてしまう夜
 
痛みも苦しみも変換され
求めるものが等しくなる
感覚ではもうわからない
すべての体が崩れ始める
 
 
痛みも苦しみも変換され
ふたりでいたい黒い孤独
 
求めるものが等しくなる
ふたりでいたい黒い孤独
 
感覚ではもうわからない
ふたりでいたい黒い孤独
 
すべての体が崩れ始める
ふたりでいたい黒い孤独
 
 
 
欲の中の孤独を視るから
真逆の癖を求めてしまう
それに気づいた昔よりも
罪に沸き上がる罰の味覚
 
信じるよりもっと確かな
こころと体の感覚の向う
加える圧や熱のその先に
お終いを覗き見してる淵
 
悦びも愛しさも変換され
求めるものが合わされる
時間すらもうわからない
すべての心が崩れ始める
 
 
悦びも愛しさも変換され
ふたりでいたい黒い孤独
 
求めるものが等しくなる
ふたりでいたい黒い孤独
 
時間すらもうわからない
ふたりでいたい黒い孤独
 
すべての心が崩れ始める
ふたりでいたい黒い孤独
 
 
 
綺麗や可愛さだけなんて
強さや優しさだけなんて
闇を満たしてはくれない
 
 
 
苦しみも痛みも変換され
求めるものが等しくなる
感覚ではもうわからない
すべての体が崩れ始める
 
 
痛みも苦しみも変換され
ふたりでいたい黒い孤独
悦びも愛しさも変換され
ふたりでいたい黒い孤独
 
求めるものが等しくなる
ふたりでいたい黒い孤独
求めるものが合わされる
ふたりでいたい黒い孤独
 
感覚ではもうわからない
ふたりでいたい黒い孤独
時間すらもうわからない
ふたりでいたい黒い孤独
 
すべての体が崩れ始める
ふたりでいたい黒い孤独
すべての心が崩れ始める
ふたりでいたい黒い孤独
 
 
 

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2008/08/03

時空

080803


白い星砂を歩いてく
その浜辺はすべて骨
無数の時間を踏んで
その堆積はすべて夢
 
そうして出来た世界
逃れずにそこにいる
それが素晴らしいと
理解して言ってるの
 
 
白い砂利を歩いてく
その河底はすべて骨
無数の時間を踏んで
その堆積はすべて夢
 
そうして出来た世界
逃れずにそこにいる
それが素晴らしいと
理解して言ってるの
 
そうして出来た世界
逃れずにそこにいる
それが素晴らしいと
理解して言ってるの
 
 
素晴らしい世界とは
そうして出来た世界
それが素晴らしいと
理解して言ってるの
 
 
 

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2008/08/02

080802


甘い低いささやきで
目覚めていく光の中
握り締めた腕が包み
また幸せにまどろむ
 
温かな夢の中の予兆
違和感に気づいてる
 
孤独なとても孤独な
 
 
 
どうかささやいてて
弱っていく霧雨の中
貴方の感覚に堕ちて
ただ理由を尋ねてる
 
静かな夢の中の不吉
違和感に気づいてる
 
孤独なとても孤独な
 
 
 
どうかささやいてて
どうか貴方はどうか
 
 
 
甘い低いささやきは
もうどこにもない声
握り締めてるピロー
喪失していく目覚め
 
孤独なとても孤独な
 
 
 

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2008/08/01

七瀬、みたび

080801


最期まで愛を渇望する
みっつの管を持つ怪物
 
逝きながら生きてる女
 
 
 
檻の中に鎖でつながれ
その日暮しの家畜暮し
 
扁平で床に踏付けられ
絶対の安定を悦んでる
 
透明な罪に浸り込みな
洗礼の水に沈み込みな
そうして死んでいきな
逝きながら生きてる女
 
透明な罪に浸り込みな
洗礼の水に沈み込みな
そうして死んでいきな
逝きながら生きてる女
 
 
 
強要される不満ばかり
内側に絞り注いでいく
 
感傷的な自己愛ばかり
肥大させ嫌い隠してる
 
透明な罪に浸り込みな
洗礼の水に沈み込みな
そうして死んでいきな
逝きながら生きてる女
 
透明な罪に浸り込みな
洗礼の水に沈み込みな
そうして死んでいきな
逝きながら生きてる女
 
 
 
共感まで液を強要する
ひとつだけ正しい器官
 
垣間見える知性の欠片
それで隠せたと思うの
 
透明な罪に浸り込みな
洗礼の水に沈み込みな
そうして死んでいきな
逝きながら生きてる女
 
透明な罪に浸り込みな
洗礼の水に沈み込みな
そうして死んでいきな
逝きながら生きてる女
 
 
彼女の膚に浮く血管は
透明な黒い血で溢れる
またやってしまうのか
逝きながら生きてる女
 
彼女の膚に浮く血管は
透明な黒い血で溢れる
またやってしまうのか
逝きながら生きてる女
 
 
 
幻覚を妄想する軽薄に
幻影すらも近づかない
 
逝きながら生きてる女
 
 
 

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