信頼

とうとうこのときが来た
すべての潮が心に満ちて
行かなければならないと
あれを確認しなければと
冷たい青が夜な夜な誘う
耳鳴りと雑音とが急かす
行かなければならないと
あれを確認しなければと
その蠱惑的で清潔な死臭
確かめる旅に出たあとは
もう二度と戻りはしない
いつかお前は分かるのか
本当に愛していたことを
黒い夜空から見下ろして
何も考えなかったことを
いつかお前は分かるのか
お前だけを愛したことを
その魅惑的で窮屈な苦痛
そのとき凍えた水圧の下
ふっと思うかも知れない
もっと話せば良かったと
白い砂を握り締めながら
掛け違えたボタンをまた
掛け違えていたことすら
いずれ分かると信じてる
紺の水を飲み込みながら
覚えていてくれと願って
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