青珊瑚

小さな珊瑚のかたまり
無数についたあわつぶ
ふつふつと離れていく
ゆっくりとした上昇を
次々行く全てを視てる
その中心に映った俺を
石灰に成り果てた俺は
ふと眠りから覚めた時
満月の夜に漂っていた
気泡は全て違う速度で
次々行く全てを視てる
こちらを視てる無数で
薄青い岩場に取り付き
花の口を広げ分裂して
小さな青珊瑚になった
気泡は光の漂う方へと
そこが終焉そこが終着
首が痛いほど見送って
俺は俺が作ったあわを
俺の体につけたあわを
見詰めるだけの存在だ
次々と見詰め見送って
その中心に映った俺を
ゆっくりとした上昇を
寂しいとも嬉しいとも
何も感じることもなく
見詰めてるだけなのだ
Blue coral
| 固定リンク
