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2007/02/03

背中

070203


冷たい風に寄り添い
流れ着いた窓が曇る
突いたおまえの手に
俺の指を組み込んで
二人で夜を見てるよ
 
逃れようのない泥水
まとわりつく無気力
掴みどころない泥水
そして溶け込むよう
また眼を閉じた二人
 
 
おしまいへの到達に
悦びと諦めだけでは
巻いたおまえの頸に
俺の指を押し込んで
二人で淵を視てるよ
 
無意識に張った見栄
まとわりつく浮遊感
無意識に張った意地
それに融け込むよう
また眼を閉じた二人
 
一つに重なったまま
無気力に堕ちていく
おしまいへの浮遊感
 
 
 

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