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2007/02/01

月明りの夜に

070201


空気の密度が増して増して
私は月明りの街に飛び込む
眼の下に揺らいでる灯り達
私は月の下でゆったり泳ぐ
 
食べ物も愛も溢れてるのに
私は確かに重く飢えている
歳を取るほど真実が揺らぐ
空隙や空洞を渇望していく
 
 
空気の粘度が増して増して
私は月夜にあなたを想った
星は弱々しく揺らいでいる
私は月夜に眠れないでいる
 
あなた以外の全てのものが
いつも嘘を置き去りにした
ぼやけて光り冷たく沈んで
濃密な空気の下で揺らいで
 
 
全てのことは当然のことで
その言葉はまだ頭に残して
全ての時間も当然のことで
その言葉は決して言わない
 
 
私はゆっくりと泳いでいく
星は弱々しく揺らいでいる
食べ物も愛も溢れてくほど
私は月夜に眠れないでいる
 
あなた以外の全てのものが
空隙や空洞を渇望していく
あなた以外の全てのものは
ぼやけて光り冷たく沈んで
 
 
私は確かに重く飢えている
私は月明りの街に飛び込む
私は月夜にあなたを想って
私は月夜に眠れないでいる
 
 
 

on a moonlit night

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