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2006/07/31

封印した箱の中

060730


後ろ姿を見つける
そんなことだけで
幸せが湧いてくる

緊張で見つめてる
そんなことだけで
鼓動が震えてるの

たがいの瞳で話す
そんなことだけで
かなった夢のなか


いま

ゆっくりと動いて
小さな金色の歯車
二人の時の始まり



感じてること全て
何も言わなくても
どうしたら感じて

見ているもの全て
何も言わなくても
どうしたら見えて

たがいの瞳で話す
そんなことだけで
かなった夢のなか


いま

ゆっくりと動いて
小さな金色の歯車
二人の時の始まり


一緒にいる実感は
どうしたらもっと
浸透するのだろう

費やす時間の全て
どうしたらもっと
二人でいられるの


いま

ゆっくりと動いて
小さな金色の歯車
二人の時の始まり



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2006/07/29

望みのない蔦

060729


失うのは初めてでないし
泣くのも初めてじゃない
苦しみも初めてじゃない
なのにこんないつまでも
忘れられないのは初めて


無理なことは解ってるの
ただ待つだけの無意味さ
でも他にどうしたらいい
切りのない乾きに喘いで
望みのない蔦に絡んでる

空隙の隅に住み着いた私
心から追い出したあなた
無駄なことを考え続けて
望みのない執着に沈んで
望みのない執着に沈んで


忘れようと無理をしても
手放さないでと鳴く鼓動
どうしようもないことに
じっと眠れないでいるの
望みのない執着に沈んで

空隙の隅に住み着いた私
心から追い出したあなた
無駄なことを考え続けて
望みのない執着に沈んで
望みのない執着に沈んで



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2006/07/27

素敵なバディ

060727


彼女は素敵な感覚で
並の構図に興味ない
黒の合う冩眞と言葉
全て染込み不快ない

アドレス入れるほど
それは重なり続ける
アクセスしてくほど
君に夢中になってる


彼女は素敵に敏感で
並の刺激に興味ない
黒の合う吐息と皮膚
全て取込み底がない

温度を容れてくほど
それは重なり続ける
湿度を出されるほど
君に夢中になってる

一緒にもぐるバディ
一緒にしずむバディ
一番に愛するバディ


彼女は自分に矮小で
凄い力に気づかない
黒の合う抑圧と挑戦
全て続けて失敗ない

同じ色を見てくほど
それは重なり続ける
信じて見まもるほど
君に夢中になってる

一緒にうめるバディ
一緒にしめるバディ
一番に愛するバディ


アドレス入れるほど
それは重なり続ける
アクセスしてくほど
君に夢中になってる

温度を容れてくほど
それは重なり続ける
湿度を出されるほど
君に夢中になってる



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2006/07/25

めり込む指

060725


予感と閉塞と苦痛
驚喜の狂気誘う罠

模造と願望と自分
間違える進む方角

迷惑と心配と我侭
驚喜の兇器誘う罠

没頭と浸透と夢中
のめり込んで安心
貴方にのめり込む


新鮮な白を容れて
諸悪の白を容れて
漆黒の白を容れて
真の嫌悪で叩いて
闇で変換するから


屈服と服従と反逆
それが私の友だち

偽造と偽善と欺瞞
それが私の飼い猫

迷惑と心配と我侭
それが私の名まえ

没頭と道具と熱中
飲み込んでく安心
貴方がのめり込む

没頭と道具と夢中
のめり込んで安心
貴方にのめり込む
貴方がのめり込む
貴方にのめり込む



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2006/07/23

沈む白

060723


微笑みも涙も
言訳も理由も
言葉も距離も
写真も約束も


そんなものは
欲しくないよ
知ってるのに
解ってないね


冷たい肉厚で
口を塞いだ底
それで充分な
燃え落ちた縄


皮膚も吐息も
鼓動も熱さも
温度も湿度も
痛みも変換も


あれ抜きでは
欲しくないよ
あれなしでは
意味ないから



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2006/07/21

あなたの腕で眠らせて

060721


透明な黒が話しかける
夜が来ると語っている
わたしの声で喋ってる

わたしは堕ちていると
わたしは堕ちていると


わたしを黙らせるよう
あなたの腕で眠らせて



毎晩でなくていいから
目を閉じあなたに縋る
あなたの声だけ聴いて

あなたも堕ちていると
ふたりで堕ちていると


わたしを黙らせるよう
あなたの腕で眠らせて



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2006/07/19

すぐに会える

060719


テーブルに置いた
鳴らないケータイ

今夜は何してるの
疲れているのなら
安らかに眠ってて

救われたいなんて
思ってもみないで
心のどこかで願う
自虐してる自己愛


テーブルに置いた
光らないケータイ

昨日の話は言い訳
すぐに会えるとか
機嫌とろうとして

靴も服もリングも
欲しい物じゃない
ずっといつも願う
満たされたい欠陥


テーブルに置いた
震えないケータイ

今は何をしてるの
忘れるほど楽しく
楽しくしてるなら

思い出したときに
鳴り光り震えてね
いつも気づくよう
抱いて眠るからね



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2006/07/17

腐れ脳味噌

060717_1


きやがれよ
腐れ脳味噌

力ないから
汚い手口か
逆効果だぜ

豆腐容れた
腐れ顳かみ
知性で破壊

いつまでも
どこにでも
どいつにも
どうしても
なんにでも

絞めあげる
腐れ脳味噌


醜いほどに
生きたいか
それならば

泥水容れた
腐れ腹わた
純粋で破壊

いつまでも
どこにでも
どいつにも
どうしても
なんにでも

踏みつぶす
腐れ脳味噌


この世かい
そんなもの
ないんだよ

固執する顔
金か名誉か
腐れ脳味噌

いつまでも
どこにでも
どいつにも
どうしても
なんにでも

またお前か
いいぜほら
きやがれよ
腐れ脳味噌

絞めあげて
踏みつぶす
腐れ脳味噌
腐れ脳味噌
腐れ脳味噌
 
 
 

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2006/07/15

それは心臓

060714
 
 
わたしとあなたと
何が違うというの
 
わたしのと同じに
何度も激しくなれ
あなたのこの心臓
 
 
あなたを切り開き
強心剤を直接打つ
 
そうすれば動くの
わたしのと同じに
会うだけで激しく
 
 
優しく馬乗りして
あなたを切り広げ
強心剤を直接打つ
もう本当に諦めて
これでわたしの物
 
 
あなたを切り開き
強心剤を直接打つ
そうすれば動くの
あなたのこの心臓
 
 
あなたを切り広げ
強心剤を直接打つ
そうすれば動くの
あなたのこの心臓
 
 
 

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2006/07/13

バターエア

060713batter_air
 
 
からみつきカラミツキ絡み付く
粘った温度と湿度と窒素と酸素
 
とけだしてトケダシテ融け出す
砂糖の壁とチョコレートの屋根
 
家が融け車が融け人が融けてる
白い空気で融けて流れ出してる
白い空気で融けて混ざっている
 
 
みんな融けてる甘い匂いで一杯
 
 
からみつきカラミツキ絡み付く
白と黒と茶と赤と灰と緑と黄色
 
からみあいカラミアイ絡み合う
飴の窓に透けてるあなたも溶融
 
家が融け車が融け人が融けてる
白い空気で融けて流れ崩れてる
白い空気で混ざるバタースープ
 
 
甘い匂いだけの街は誰もいない
 
 
最後まで残ってる見渡す限りの
白い空気と甘黒いバタースープ
 
 
 

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2006/07/11

楽園への逃亡

060711escape_to_our_eden


NH0077便
人の視線に過敏
NH0077便
二人の逃避行便

凍えた空港では
二人だけの温度


F3017車輌
終点の海で終了
F3017車輌
二人の準備完了

吹雪く駅舎では
二人だけの痛度


あなた傷ついて
わたし傷ついて
二人は傷ついて


R1007号室
熱い刺激に喪失
R1007号室
二人の楽園温室

すべて脱ぎ去り
二人だけの湿度


あなた温めてる
わたし温めてる
二人は温めてる
 
 
 

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2006/07/10

last poem for you

060710last_poem_for_you


雲から逃れていく月は
格子窓の影を流し込む
真夜中の素敵な光の音
ふっと目覚めている私
これからもきっと一人

レースのカーテンから
漂ってる幸せな想い出
それはぼやけた白い光
ずっと眺め続けてる私
これからもずっと一人


命が夏の陽の木陰とか
小川の生き物たちの頃
澄み切った夜空からは
幾筋もの光が流れてた
すべてが楽しかった頃

私達を別れが呼び止め
残酷な風が吹き抜けた
思いもよらなかった時


言葉だけで伝わってく
暖かで確かな気持ちは
ずっと私達だけの物と
流れは変っていたのに
知らない振りをしてた

私達を別れが呼び止め
残酷な風が吹き抜けた
思いもよらなかった時


憶え続けている白い光
憶え続けている白い音
憶え続けている白い糸
憶え続けている白い蜜
憶え続けているあなた

これからもずっと一人



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2006/07/09

your ordinary photographs

060709your_ordinary_photographs


裏切りで落ち込んでた僕の指
気に留めず押してたアドレス

黒の画面に浮んでた君の写真
新鮮な構図に添えられた言葉

君の撮った写真はどことなく
僕の心の風景に重なってきた

透明な黒に沈み込んでた鬱と
写真の中で何かが育ち始めた

底に沈んで君が伝わって来て
それで救われたことは僕すら


夢と自信を追いかける君の心
抑圧と挑戦を見守っていたい

君の撮った写真はどうしてか
二人の心をだぶらせたんだね

透明な黒に沈み込んでた僕に
何も言わず好きな色で応えた


ずっとここで同じ色を見よう
いつでもそこから好きな色を
ずっとここで同じ色を見よう
永遠に冷たくて音がなくても


底に沈んで君が伝わって来て
それで救われたことは僕すら
それで救われたことは君すら



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2006/07/08

under the mad sun

060708under_the_mad_sun


頭上には狂った太陽
遥か下を覗いている
ぞくぞくと黒い冷気
とても落ちてみたい
我慢がならない誘惑
どこかで鳴った鍵盤

思った以上の加速度
木々のざわめきと緑
素晴らしい重力の愛
縮小を続けてる視野
直線と喪失の一体感
近づくアスファルト

眼を開けたままいる
夏の光きらめく路面
まだ眼を開けたまま
虹彩に反射する黒い
尖りが刺さっていく
漆黒にきらめく路面

まだ眼を開けたまま
見えないが視ている
網膜まで達したまま
強烈で絶対的な圧迫
逃れようのない方向
どこかで鳴った鍵盤



眼前できらめく漆黒
路面ではない透明感
凝らして視てる星々
頭上には狂った太陽
星屑の真空に漂う体
そうっと振り返った

透明な漆黒から浮ぶ
鮮やかな青い空と海
ゆっくり移動する雲
その下の緑と赤の地
酸欠で見た落下の夢
力を強める重力の縛

火粉を散らすスーツ
また力を強める重力
遥か下を覗いている
ぞくぞくと黒い冷気
拡大を続けてる視野
増していく息苦しさ

取り外すヘルメット
赤熱に包まれる顔面
捲れ立つ瞼の向こう
漆黒にきらめく星々
網膜まで達したまま
どこかで鳴った鍵盤



眼前できらめく漆黒
真空ではない実在感
凝らして視てる魚群
その眼に狂った太陽
光のない底へ沈む体
どこかで鳴った鍵盤

透明な漆黒へと沈む
木々のざわめきと緑
音楽教室の窓と横顔
鮮やかな青い空と海
酸欠で見た宇宙の夢
力を強める静寂の縛

外すレギュレーター
全てを吐き出した肺
遥か上を覗いている
ぞくぞくと黒い冷気
拡大を求めてる視野
増していく息苦しさ

取り外してるマスク
濃紺に包まれる両眼
鼻孔に注入される海
漆黒にきらめく星々
漆黒にきらめく路面
どこかで鳴った鍵盤



どこかで鳴った鍵盤



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2006/07/07

M.S.M.

060707


ぬるんだカシスソーダ
昨夜から放ったまま
泥のような体から
雷のような頭痛
上回る腹痛で
噛み砕く薬
Mが私の名前
昨日の狂気の痕
それは間違いでも
あなたに狂うことは
望ましい間違いだから

冷静な情熱だから
ぞくぞく
暗闇を
隠して
こうして
責める言葉
Sがあなたの名
あなたに狂ってく
それは間違いでなく
あなたに狂うことは
望んだ幸福だから

あなたの温度を感じて
ぞくぞくする恐怖を
心地の良い痛みを
隠しておけない
こうして私が
違う器官で
Mが私の名前
あなたに狂うの
それは間違いより
あなたに狂うことは
望んだ欲望なんだから



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2006/07/06

time is fade out photos

060706time_is_fade_out_photos


まだ起きていないことの囚人
それは過去から予測する不幸
不幸の連鎖が続くという占い

時間は過去と未来だけぼやけ
現在だけが形を持ってるから
今だけを生きようとする二人

愛と呼ぶものは変わり続けて
愛と呼ぶものは動き続けてる
二人がいることだけ変らない

あなたの黒髪の上に瞳を置く
あなたの鼓動の上に耳を置く
あなたの乳房の上に口を置く

静かに流れる時は連続の安心



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2006/07/05

sink to the bottom of the sea

060705sink_to_the_bottom_of_the_sea


自由をください
部外者と呼んで
それが心の平安

わたしの狂気で
楽園は驚愕して
追放して闇の罰

この青い海底で
ただ衰弱してく
この黒い沈黙で
ただ細くなる芯

傲慢をどうにも
勝手をどうにも
欺瞞をどうにも
欲望をどうにも

この青い海底で
ただ衰弱してく
この黒い沈黙で
ただ細くなる芯

ここで彼に会う
この青い海底で
この黒い静寂で
この遠い意識で

彼は細くなって
彼は衰弱してく
彼は沈黙してく

この青い海底で
わたしは自由に
ようやく自由に



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2006/07/04

mechanism of the world

060704mechanism_of_the_world


あらゆる連鎖の均衡
なぜ、なんのために

植物、動物、共食い
掃除屋のバクテリア
そうしたサーキット
気味の悪い安定感覚

全ての命が叫ぶ問い
なぜ、なんのために
全ての命が待つ答え
彼が用意しているの


あらゆる反応の平衡
なぜ、なんのために

過渡、発振、不可逆
正のフィードバック
そうしても最後には
崩壊という安定状態

全ての命が叫ぶ問い
なぜ、なんのために
全ての命が待つ答え
彼が用意しているの


彼の実験装置の中で
対象に説明など不要



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2006/07/03

I'm going Zum-Zum

060703im_going_zumzum


心臓がずむずむしてる
あなたのことを考える
ずむずむずむずむずむ
勝手にずむずむしてる

あなたの恋人のままで
全て終りにしたいから
もうしくじりはしない
胸の中ずむずむしてる

青、黒、透明、白ずむ
刺激、悲劇、喜劇ずむ
視覚、聴覚、触覚ずむ
湿度、温度、痛度ずむ
あなたが欲しくてずむ

中心がむずむずしてる
心の指で触れてるとき
むずむずむずむずむず
冷たい透明の中の黒色

あなたの恋人のままで
全て終りにしたいから
もうしくじりはしない
心の中むずむずしてる



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2006/07/02

Lord has mercy

060702lord_has_mercy


彼の慈悲は果てしない
見たものがいないほど

じっと眠れないでいる
望みは彼だけになった

罪人の私を連れ去って
彼だけの所有物にして

幻想全てを終りにして
このまま生かしとくと

禁じられたことを犯す
ずっと狂ったままの私


罪人の私に深い慈悲を
彼の果てのない慈悲を
信じない者にも慈悲を


彼だけの所有物にして
原子まで粉々に砕いて

いたる所に居るけれど
居る必要のないように

じっと眠れないでいる
罪人の私に深い慈悲を

罪人の私を連れ去って
彼だけの所有物にして


彼の慈悲は果てしない
見たものがいないほど

いたる所に居るけれど
どこにも存在はしない



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2006/07/01

without saying good-by to me

060701without_saying_goodby_to_me


あの日なくしてしまった人
もう一度だけでも逢いたい
その気持ちまで殺したのに
この日になるとここにいる

今まで棄てて来た筈なのに
潰れた胸も忘れた筈なのに


あの日一人だけでいった人
もう触れることもできない
すべて殺してしまったのに
この日が来るとここに来る

時間が忘れさせた筈なのに
潰れた胸も癒えた筈なのに

いまさら何の意味もないし
どうしても逢えないけれど
今日だけ届いてると信じる



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