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2006/04/14

eternal affection of silence

060414eternal_affection_of_silence


そう俺は死んでいる
死んでると感じてる
死んでしまっている

いつ死んだのだろう

漆黒の透明な闇から
虚無に取り残されて
気配と同化した時か

天の濃青色に向って
俺達と垂直の階段を
登って行った時にか

白壁にへばりついて
真上にいた雪塗れの
未来の俺を見た時か

天候が悪化した時か
山頂を目指した時か
あるいはもっと前か



息を吸えないでいる
息を吐けないでいる
全てが停止している

いつ死んだのだろう

透明な存在のままで
冷たい海底に漂って
あるいはじっとして

拡散し混練した先は
降り積もった海雪の
深海の底だったのだ

濃青色は深い海の色
漆黒にあった星屑は
深海魚たちの眼と鱗

いくつもの夏と冬が
俺の有機物を霧消し
無機物に残留した心



それがイオン化して
谷川に乗り海水へと
流れたかも知れない

いつ死んだのだろう

あるいは登山でなく
海で溺れて深底へと
沈んだかも知れない

いまとなってはもう
全てが混沌に揉まれ
上も下も分からない

雪山で死んだにしろ
深海で死んだにしろ
どうでもいいことだ

そんな俺でもお前は

お前はまだ待ってる
待っていると感じる
待ってしまっている

もう忘れてしまいな
お前に漆黒の静寂は
全く似合わないから



エターナル アフェクション オブ サイレンス
静寂という不滅の優しさ

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