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2006/03/07

ベイグネス

060307


見知らぬ街で見知らぬ電車に乗った
腰掛けた人も吊り革の人も知らぬ顔
いや顔自体がなかったかも知れない

曖昧なまま曖昧に発車していく電車
ゆっくりと曲がりながら坂を登って
曖昧なまま曖昧な次の駅を目指して

ゆったり揺れるのに忙しげな電動機
その曖昧な音階が眠気を掻き立てる
気がついたら皆降り運転手もいない

駅もないところに取り残された電車
来たレールは曖昧なのに先へと続く
レールだけはっきり闇に浮かんでた



vagueness
曖昧

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