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2006/01/11

インビジブル

060111


深い曲率をなぞる指先に
傾斜して行く感覚すべて
自分で確認させられたい

終わりも始まりもない所
方向のない暗闇の中でも
あなたの願いだけ敏感に

味覚
嗅覚
聴覚
触覚
それだけの存在にされたまま
甘く冷酷な観察に見詰められ
幸せな孤独を味わったままで
うまく言えない心を解き放つ


甘い膨らみを滑る舌先が
痼りを掃いていく時には
別の尖りを自覚するはず

途中でやめてまた始める
ゆっくりと何度でも軋む
わたしの不安が期待へと

味覚
嗅覚
聴覚
触覚
それだけの存在になったまま
自分が責めてる錯覚に堕ちて
温かな皮膚を嗅いでるままで
途切れたままの声を解き放つ


味覚
嗅覚
聴覚
触覚
それだけの存在を望んだまま
甘く冷酷な観察に見詰められ
幸せな孤独を味わったままで
深い本能へと素顔を解き放つ



invisible
見えないもの

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